
それでどうなの?自動車保険はいるの?いらないの?

タイトルから2cmで答え求めないでくれるかな。笑
わかったよ、すぐ教えるから!
自動車保険(任意保険)には加入しましょう。
しかし車両保険は必要ありません。
今回はその理由について具体的に解説していきます。
- 自動車保険はいらないという話を聞いたが本当なのか確認したい
- 保険会社のHPではいいことしか書いていないから本当のことが知りたい
- 車両保険が必要ない理由をきちんと把握しておきたい
自動車保険の他にも生活の固定費の見直しもしたい方には以下の記事がおすすめです。
この自動車保険の記事は実体験を元にしています
今回の自動車保険の話は自分の実体験を元に書いています。
というのも昨年9月に自動車事故を起こし保険会社のお世話になりました。
これがその時の書類になります。

事故の状況は以下の内容です。
- 電柱に激突した自損事故
- 被害は自動車廃車、電柱破壊、道路標識破壊
- 車は新車で購入後1年
- 自動車保険(車両保険)に加入済み
自動車保険のおかげで破壊した電柱と道路標識は保険でカバーできました。
- 電柱26万(東京電力)
- 道路標識16万(警察管轄)
しかし購入1年の新車は車両保険に入っていたにもかかわらず保険適用ならず。
購入1年の車は全損で廃車、200万円のローンだけが残りました。

大変だったね。。。

単独事故だったことと、家族も含め大きなケガがなかったのが一番良かったよ。
車両保険加入なのに補償外になった理由
車両保険に加入していたのに保険金が下りなかった理由。
それは契約内容に限定条件がある車両保険だったからです。
単独での自損事故は補償外となる契約内容でした。
このように車両保険に加入していた場合でも、保険の対象外になるケースもあります。
今回、事故の処理を行いながら
「毎月高いお金を払っていた車両保険って本当に必要だったんだろうか?」
という疑問が沸いてきました。
そして改めて自動車保険について学んだことを、今回記事としてまとめました。
自動車保険について
まず一言に自動車保険と言っても2種類あります。
車を所持する場合、自賠責保険には強制加入となります。
自賠責保険(共済)は、交通事故による被害者を救済するため、加害者が負うべき経済的な負担を補てんすることにより、基本的な対人賠償を確保することを目的としており、原動機付自転車(原付)を含むすべての自動車に加入が義務付けられています。
なお、無保険車による事故、ひき逃げ事故の被害者に対しては、政府保障事業によって、救済が図られています。
自賠責保険(共済)とは? – 国土交通省
強制なのでいるいらないの論議外になります。
未加入は違法になるので自賠責保険にはちゃんと加入しましょう。
続いて今回のメインである任意保険の内容について解説していきます。
任意保険の補償には3つの種類がある
自賠責保険は強制の為、一般的に「自動車保険」と呼ぶのはこの任意保険のことになります。
任意保険の補償には大きく分けて3つの種類があります。
- 対人賠償保険
- 対物賠償保険
- 人身傷害補償保険
- 搭乗者傷害保険
- 無保険車傷害保険
- 自損事故保険
- 車両保険

なんか漢字ばかりでイヤになってきた。

意味をちゃんと理解すれば大丈夫!頑張って!
ではこれらの保険必要なのか必要ないのか。
理由も添えて順に解説していきます。
賠償責任補償:対人賠償保険
車対人で相手にケガをさせてしまった時、賠償を自分に代わってしてくれる保険です。
またケガの治療費や入院費だけではなく慰謝料なども補償してくれます。
これは無制限で付けておきましょう。
ケガの状態や死亡させてしまった場合など、数千万単位のお金が必要になります。
任意保険の中でも一番大事な保険です。
賠償責任補償:対物賠償保険
車対物で、ガードレールや電柱、建物などを破損してしまった時に代わりに賠償してくれる保険です。
また電柱などの公共物の他にも、相手の車の修理費なども補償してくれます。
これは無制限で付けておきましょう。
今回の自分の事故でも利用しましたが、この補償がなければ電柱と標識の修理費用42万円が自腹になるところでした。
障害補償:人身傷害補償保険
自分や同乗していた人の身に、ケガなどの傷害が発生した場合に補償してくれる保険です。
社会保険、国民健康保険でカバーできるので必要ありません。
障害補償:搭乗者傷害保険
人身傷害をより手厚くする補償としてオプションで上乗せする保険になります。
これも不要です。必要ありません。
障害補償:無保険車傷害保険
相手の車が無保険状態で事故になり傷害が発生した場合の保険です。
これについては悩ましいところです。
最近、自賠責保険に入っていない状態で走行している車が全体の3割ほどいるというニュースもありました。予算があれば加入しておいてもいいかもしれません。
障害補償:自損事故保険
相手のいない自損事故でケガ・死亡の際に補償してくれる保険です。
こちらは任意保険に付属している場合がほとんどです。
もしオプションの場合には予算があれば検討してみてもいいでしょう。

保険にも色々あるんだね。
任意保険の節約のポイントは車両保険

実は一番節約できる、必要ないと判断できる保険は「車両保険」なんだ。

壊れた車の修理費はいらないってこと?
任意保険で節約のポイントは「車両保険」です。
節約の理由として、この車両保険が付いている場合、保険料がかなり割高になるからです。
データで見る車両保険が不必要な理由
ではデータから見る車両保険が不必要な理由を解説していきます。
こちらのデータは損害保険料率算出機構が出している『自動車保険 都道府県別加入率』からそれぞれの保険の加入情報のデータを拾ったものです。データは2018年3月のものになります。
自動車保険都道府県別加入率の全国平均
保険の種類 | 加入率 |
対人賠償 | 74.6% |
対物賠償 | 74.7% |
搭乗者傷害 | 26.7% |
人身傷害 | 69.3% |
車両保険 | 44.4% |
このように半数以上の人が車両保険に入っていないデータがあります。
月々の保険料が高い他にも次のような理由があります。

車両保険は月々の費用があがるわりにメリットが少ないんだ。
車両保険がなければいくらの節約になるのか
ではさっそく比較してみましょう。
車両はHONDA VEZELのハイブリットを選択しています。
イオン保険サービスで比較してみました。
今回見積もり時に人身傷害保険を外すことができなかったので、対人+対物+人身傷害のプランが基本になります。
車両保険有りの場合

各社の見積もりの平均を出すと年間100,518円になります。
月々8,376円ですね。
続いて車両保険なしの見積もりです。
車両保険なしの場合

各社の見積もり平均は43,300円です。
月平均だと3,608円です。
車両保険ありとなしの差額を見ると年間57,218円にもなります。
月額4,768円の節約になる計算です。
車両保険を節約することで毎月の給与が5,000円アップしたのと同じ節約になるわけです。
最近の車は長持ちするので10年乗る方も少なくありません。
この車両保険を見直しすることなく10年乗っていたとしたら、中古車1台購入できるくらいの金額を保険料として支払っていた、ということになります。
それはもったいない出費ですね。
車両保険つけるとしたら
以下の条件であれば、3年間は車両保険をつけておく選択もありだと思います。
新車でも3年乗ると約100万円以上車両の価値が下がります。
それに伴い車両保険の補償金額も下がるのですが月々の支払い金額は変わりません。
もしどうしても不安で車両保険をつけたい場合には新車購入時の最初の3年間だけにしましょう。
おすすめの保険会社は?
保険会社も新商品などのサービス内容によって変化します。
2020年2月現在であれば下記4つの保険会社がオススメです。
ソニー損保 | テレビやインターネットを活用して積極的に広告宣伝を実施。 会社や商品の認知度や信頼度を高めることにつながり、新規顧客の獲得に貢献している。ネット申し込みで最大10,500円割引 |
セゾンおとなの自動車保険 | 事故率が低い40歳代・50歳代にターゲットを絞り、この年齢層の保険料を割安にしていることが、セゾン自動車火災保険の最大の特徴です。 |
チューリッヒネット専用自動車保険 | 事故率が低い28歳~58歳に特化し、割安な保険料を実現 従来の通販型自動車保険よりも保険料をもっと節約! |
セコム損保 | 事故受付は24時間365日対応。・対人賠償・対物賠償ともに自動車保険契約者にかわって示談交渉のサービスもあり |
保険の一括見積りなら楽天自動車保険がお得
自動車保険の見積もりは一括見積りが便利です。

楽天サービスの自動車保険見積もりでは見積もりをしてアンケートに回答するだけで「コシヒカリ750g」もしくは「すき家の牛丼並盛ギフト券」が貰えます。


また楽天一括見積を押すにはもう1点理由があります。
それは「見積もり後の電話での営業がない」ということです。
車関係の見積もりは、すぐに営業の連絡がきてわずらわしいですよね。
楽天一括見積りではそのようなことはありませんので安心してください。
また楽天アカウントで見積もりが出来るのも便利な点です。

色々わかったよ。
中古車の場合は車両保険はいらないね。

そうだね。
もし車両保険を解約するならいい機会だから保険を見直してみるのもいいんじゃないかな。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは最後に今回の記事のまとめです。
おすすめの契約プラン
対人賠償保険 | 無制限 |
対物賠償保険 | 無制限 |
人身傷害保険 | 不要 |
搭乗者傷害保険 | 不要 |
車両保険 | 不要 |